ユニフォームはカッコ良く
あなたの好きな高校野球のチームはどこですか?
そう聞かれたら、あなたは何と答えるだろうか?
おそらく、自分の母校ないしは出身県の甲子園出場常連高、及び有名校を挙げるであろう。
しかしながら、甲子園の常連高の中でも、ファンの数には結構な差がある。例えば、PL高校や横浜高校は、ブラウン管の前で圧倒的に応援している人が多い。その一方で、たとえそんなに出場回数が多くなくても、結構な人気を維持し続ける高校もある。おそらく、何らかの面で印象に残っているからであろう。
そこで今回は、高校野球を参考にしながら、ファン獲得のための巧妙なマーケティングを考えていきたいと思う。
まず、スポーツ選手なら誰もが着用するユニフォーム。W杯や五輪のたびに、そのデザインやコンセプトが話題になり、ユニフォームのカッコ良さでそのチームや選手のファンになる人も少なくない。
高校野球を例に取ってみよう。
例えば、熊本の熊工こと熊本工業。グレーのユニフォームの胸のところに、大きく行書体で熊工と書いているなんともいえないあのインパクトさが、印象に残る。甲子園の舞台でプレーをする熊工ナインの姿をみるだけで、夏が着たんだなって思ってしまう。
それに比べ、同じ九州でも常連の九州学院や延岡学園、長崎日大といったチームのユニフォームは、いまいちぱっとしない。だから印象にも残んないし、上に勝ち進んでいっても、あまり記憶には残らないから残念なのだ。
このように考えると、スポーツを始めるときにまずは格好からってよくゆーが、やはりそれなりに格好は重要であることが分かる。
ベッカムにせよ、新庄にせよ、上村愛子にせよ、インテルにせよ、カーリング娘にせよ、身に着けているもののカッコ良さが、自分のモチベーションさらにはチームやそのスポーツそのもののモチベーションを高揚させていることは否定しがたい事実である。
私は、高校球児のユニフォームをカッコ良くすることで、低迷しつつある野球人気を再燃させ、さらには甲子園出場高を軸とした、地域の活性化やアイデンティティの向上に繋がると考えている。
今年はヤクルト優勝かもね。