1分間であなたの健康お教えします?
桜咲いたら1年生。
そう。4月はたくさんの○○1年生が誕生する季節だ。
そしてこの時期こぞって行われるのが、健康診断。血液を採ったり、レントゲンを採られたりなど、健康診断には結構な時間が消費される。
そんな健康診断が、面倒くさいと思っている方に、この度ステキなお話があります。
なんとたった1分間で、自分が「長生き」もしくは「早死に」するどちらの傾向にあるのか、即座に判別できる方法があるのだ。この方法、実は約5年もの歳月と高齢者298人のデータを基に編み出された、超大作! 調査を行ったのは、東京女子医科大学東医療センターの大塚邦明教授ら。健康診断に訪れた75歳以上の高齢者298人に、時計を見ないで1分間を計ってもらい、その結果を45秒未満、45秒以上75秒未満(約1分)、75秒以上の3種に分類。そして、その高齢者の方々の経過を実に5年間もの月日を懸けて追ってみたところ、なんと実際の1分間よりも長く計った高齢者の方が死亡している率が高いことが分かったのだ。
このからくり、おそらくこうゆうことだろう。
1分間を自分の感覚では75秒以上だと感じる=実際には自分の感覚よりも時間が進むのは速い=実生活で時間に追い立てられてしまう→最終的に寿命を縮めてしまう!
上記の調査結果が、たとえ仮説にすぎないとしても、現代人は高速化、非同期化する時間の中で、人間がもつ体内時計のリズムの調子を、狂わされていることは事実である。
ある学者によると、時間間隔のない部屋で、男女各1名を生活させてみたところ、体内時計の大幅なずれによって、様々な体調不良が発生したという報告も出されている。
マンハッタンのビジネスマンが仕事の後、地域のボランタリーアソシエーション活動に参加するように、日本のビジネスマンの皆さんも、サービス残業天国の殻を打ち破り、自然や地域のコミュニティに触れ、自然的な時間感覚を持つようにしたいものだ。