ようこそあたしの日本へ | 東京22ちゃん~テレ東系、博報堂生活総研派、ブログ~

ようこそあたしの日本へ

ようこそ日本へ@憲法記念日の渋谷
tsubaki
憲法記念日の渋谷。ここで今の日本をさりげなく象徴する光景と巡り会った。↑の写真に注目
実はこの写真。日本の国旗と資生堂の社運をかけた商品「TSUBAKI」のプロモーション用の旗。別にあっそう、ってゆー写真として流してもいいのですが、私のアンテナは反応してしまった。
まず、日本の旗。
ここ最近、若い女の子がチークの代わりにポッペに日本の国旗を描いて、サッカーの応援をする光景って目立ちませんか?えせかどうかはおいといて、サッカーだけでなく、オリンピック、野球、2ちゃんの掲示板に至るまで、日本の若者にはナショナリステックな言動が目立つ。つまり、日本の中でナショナリズム的風潮が、その色味を増してきているのである。社会学においても、北田宮台が、同様に日本の若者達の間で、ある種のナショナリズムが勃興してきていると述べている。
だから、日本の国旗が、渋谷のファッション街の軒先にかかっていても、そんなに違和感を感じない。
そして、TUSBAKIの旗。
このシャンプー。資生堂のシンボルでもあるTSUBAKIのオイルを主成分とし、本当に美しい日本女性の黒髪を、現代の女性にもう一度甦らせようというようなコンセプトで、電通が50億円プロモーションを繰り広げている。そのかいあってか、日本人のシャンプーシェアで、資生堂が1位になったとか‥
ここで言いたいのは、世界の中でも日本の美しさを、日本の中でも女性の美しさを、前面に押し出しているのだ。
そう。つまり、TSUBAKIは、女性がどんどん強くなる日本社会を象徴するような商品であり、うまく社会の流れにのってバカ売れした商品と言っても過言ではない。
そんなこんなで、2つの旗がまるでよりそうように渋谷でたなびいている状況を見ると、そこに今の日本の縮図が内在されているようには感じないだろうか?
先日行われた千葉6区の補欠選挙。26歳の若さで地元のおねーチャンが国会議員に当選したコト。
W杯の凄まじい人気。そして暴動。
→外向き(攻撃的なナショナリズム)
たくさんの私鉄が、女性専用車両を、駅の一番乗り降りがしやすいところに設置しているコト。
→内向きのコミュニティ(狭義のナショナリズム?)
ナデシコジャパン等の女性の日本代表へのメディアの注目。
→両要素のハイブリット
ギャル社長なんてカテゴリーの登場!
今の日本は、女性を中心に内側に向かって渦を巻いて回っています
もしかしたら、歴史的にみて、日本の風潮は、洗濯機の水流に似た動きをしているのかもしれない。