石井琢郎おめでとう | 東京22ちゃん~テレ東系、博報堂生活総研派、ブログ~

石井琢郎おめでとう

野球選手の中で永遠の憧れである石井琢郎選手(35)が、11日の楽天戦で2000本安打を達成。

勝利投手経験がある選手としては、神様川上以来、2人目の快挙。


パワフルプロ野球で、ずっと遣い続けてきた私としては、感動のマシンガンが、未だに発射されています。


では、改めて‥


横浜の石井琢郎内野手(35)は11日、本拠地・横浜スタジアムでの東北楽天戦に「1番・ショート」で先発出場。第1打席に愛敬投手からセンター前ヒットを放ち、史上34人目の2000本安打を達成した。
石井選手は、一塁ベースに到達するときに、右手を挙げてガッツポーズ(サンスポ一面)。両目にはうっすらと涙(日刊一面)。
石井選手の2000本安打達成は史上34人目で、横浜では駒田徳広以来2人目の快挙。

また、投手としてプロで勝利をあげた選手が2000本安打を打つのは、川上哲治以来50年ぶりの快挙となった。

そして、1839試合での記録達成は、歴代8位のスピード。

石井は1988年、ドラフト外で大洋(現横浜)に投手として入団。1年目から3年、投手を務めて1勝4敗の成績を残している。4年目から野手に転向。打って走れる、名ショートとして大洋、横浜を引っ張った。


成績は、最多安打2回(1998、2001)、盗塁王4回(1993、98~2000)を獲得している。前日までの通算成績は、投手として28試合、1勝4敗0セーブ、防御率5.69。打者として1838試合、7040打数1999安打、90本塁打、571打点、打率2割8分4厘、盗塁341

ちなみにパワフルプロ野球でも、イチローと立浪にならんで、非常に使いやすい選手として、長年君臨した。


ここで、石井選手のポイントを紹介しよう。

まず、名前の琢郎。これは、偽名。本名は、忠徳。投手から野手への転向の際に、踏ん切りをつけるため改名した。

次に、石井選手の隠れた素晴らしさを挙げる。実は、石井選手。結構ファールを打っているのだ。何回か、年間ファール王に輝いたこともある。これは、非常に素晴らしいことである。

なぜなら、一番バッターとして、投手に少しでも多くの球をほおらせることで、投手の癖やもち球、つまり手の内を速めに暴いたり、たくさん投げさせることで、疲労を蓄積させることに一役買っているのである。

ゆえに、石井選手あってのマシンガン打線なのである。

更に、石井選手は、福祉にも貢献する。川上選手が、ヒット一本につき、福祉施設に500円寄付していたのに習い、石井選手も、ヒット1本ごとに1万円を福祉団体に寄付しているのさ。

そして最後に、横浜が優勝した時の、日本シリーズでのセーフティーバント。

石井選手には、流れをぐっと引き寄せる、意表をついたバントをいつでもしかけることができたのだ。


そんな石井選手がこの度、2000本安打を達成した。

野村選手の時も感動したが、小さい頃から一番好きだった石井選手が達成した時の方が、やっぱり嬉しかった。


現在、松井選手や松中選手のようなホームランバッターや、イチロー選手や、松井かずお選手のように、抜群の身体能力とセンスを兼ね備えた人が注目されがちだが、石井選手のように、さりげなくチームのリズムを作るような選手の素晴らしさを、もっと知ってもらいたい。


これからも、現役で横浜を引っ張ってもらいたい。