東京22ちゃん~テレ東系、博報堂生活総研派、ブログ~ -3ページ目

新庄劇場に幕

豊洲すたードットコム!!!!!!!!!!!!


非常に微妙なセンスの持ち主として、カリスマ的なオーラを放つ日本ハムの新庄選手が、この度、今シーズン限りの引退を表明した。


敬遠球をクリティカルヒットさせて、サヨナラ勝ちをもぎ取ったり、ホームラン予告をして、セーフティーバントをしたり、オールスターでホームスチールをしたりと、何かと日本国民のドギモを抜いてきた新庄選手だけに、残念で仕方がない。

毎日新聞は、この重大事項を、以下のように淡々と伝えている。


プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新庄剛志外野手(34)が18日、今季限りでの現役引退を表明した。オリックス戦(東京ドーム)の試合後のヒーローインタビューで「今シーズン限りでユニホームを脱ぐことを決めた。残り試合は今まで以上に楽しみたい」と語った。球団側には報告しておらず、シーズン序盤での異例の引退宣言。球団の大社啓二オーナーは「グループ全員の総意として、全力で慰留に最大限の努力をしたい」とのコメントを発表し、慰留する方針を示した。

 新庄選手は引退を決意した理由の一つに、3月25日の今季開幕戦で本拠地・札幌ドームが満員になったことを挙げ、「夢がかない、僕の仕事は終わりと感じた」と話した。また「プレーも納得がいかなくなった」と、身体的な衰えも口にした。引退後の去就は未定という。


イチロー選手や松井選手が、日本球界を技術やセンス、つまり野球そのもので牽引して来た一方で、新庄選手は、様々なパフォーマンスでPRすることで、牽引して来たといえる。新庄を、不真面目だとか、調子にのってるだとか、野球をなめてるだとかいう人もいるが、新庄が球会に果たして来た役目は、もしかするとイチローや松井よりも大きいかもしれない。思えば、厳しい気候の関係上、野球とはなかなか深い関係が築けない北海道の地に新庄が降り立ってから、札幌ドームは満員になり、高校野球では、駒大苫小牧が2連覇を達成。新庄は、北国野球に一石を投じたといっても過言ではない。


PRの仕事をしている私としても、新庄のような選手が、球会からいなくなるのは淋しいが、また別の形で日本の何かに貢献してくれることを期待したい。

マナーをお洒落にケータイする

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画像が粗くてごめんなさい。

日本を訪れた多くの外国人に、日本のイメージを聞いてみると、「日本人はとにかくお洒落に気を遣う」という意見がちらほらと出てくる。

外見ばかり気にして、ない面をあんまり気にしていないともとられてもおかしくないこういった日本人の傾向が、実は意外なところで街の美化に貢献するかもしれない。

たばこのポイ捨て防止に欠かせない携帯用灰皿のファッション化が進んでいるのだ。今年7月に増税に伴うタバコの値上げが実施される、JTにとって、携帯灰皿の普及による喫煙マナーの向上は、イメージの改善に繋げることができるひとつの戦略といってもいい。

JTは、4月3日に虎ノ門にあるデッカイ本社ビルの一角に、世界初の携帯灰皿ミュージアム、「Mobile Ashtray Museum」を開設。4百を越える携帯灰皿をはじめ、ライター等の喫煙関連グッツを販売している。

中にはブランド品の携帯灰皿もあるというから驚きだ。

このお洒落な携帯灰皿。昨年火がついた「ホワイトバンド」と同様に、国際協力=かっこいい!→街の環境美化=カッコイイ!という流れにのって、火がつけば、東京をはじめたくさんの都市から、ポイ捨てが激減するかもしれない。シンガポールが、タバコのポイ捨てをしたら強制労働!という、なかば権力服従型の政策により、街の景観を保っていることを考えると、非常に自発的で先進的な方法であると思う。

しかしながら、ファッション化に伴う携帯灰皿の普及には、大きな問題点も存在する。それは、携帯灰皿があるからこそ、逆に街のどこででも、タバコが吸えてしまうという問題である。

ケータイ電話があるから、電車の中で通話する人が急増するという論理と全く同じ。

JTには、わるいが、携帯灰皿の普及は、せっかくJRや都バスが喫煙ゾーンの大幅な縮小に踏み切ったのにもかかわらず、それをくしくも踏みにじる行為としか、私には認識できない。(まあ、たばこの会社だからしょうがないケドね。)なぜなら、社会から撤去された灰皿が、再び形を変えて大量に帰還しているようなものだからだ。これでは、街中が歩きタバコ天国になってしまう可能性だってある。

つまりは、何かをケータイするということは、必然的に公共やコミュニティの管理をすりぬけて、ある程度自己責任において、その何かを使用するということになる。現時点の日本人の喫煙状況を考えれば、携帯灰皿の普及は、自己責任が悪い方向(まあ、ポイ捨てはしないのだからいいだろう。)に働いてしまうことは否めない。(ハーバーマスが主張するような理性がしっかりした人間の集合体であれば問題ないのだがw)

とにもかくにも、現在普及しているモノを小さくする(モバイル化する)ということは、本当に難しい問題をはらんでいるような気がする。

ネット広告を最適化せよ!

ad

百式さんは、ホントいいところに目をつけますね。


日曜日なのに引用ずくしでモウシワケナイ


あのサイトに広告を出したい!と思っている企業はたくさんありそうだ。キーワード広告ではなくて、ピンポイントで特定のサイトに広告を出したい場合だ。 しかしいちいちコンタクトして、値段を交渉して、というのは結構面倒だ。また、サイトを運営しているほうも値段がわからなかったり、手続きが面倒だったりする。 そこでサイトの広告スペースをマーケットプレース的に提供し始めたのがAdBriteである。 面倒な手続きはこのサイトが全部代行してくれるので、本でも買うように簡単に広告枠を買うことができる。これならサイト運営側も楽々っぽい。 なかなかよさげなサービスだと思うがいかがだろうか。日本でも誰かやってくれないかなぁ。

http://www.adbrite.com/


そう。

つまり、ネットによって無限に細分化される広告枠の売買を、このサイトは趣味や志向にあわせて、ピンポイントに代行してくれるのだ。

クリック率0.01%といわれるネットのバナー広告も、消費の差異化傾向にある生活者の志向にあわせれば、クリック率が大幅に上昇するかもしれない。私も、百式の管理人の方同様に、日本でも誰かやってくれないかな?と思ってしまった。


その一方で、バナー広告のクリック率を上げる策を、広告のデザインや行動心理の観点から考えているところがある。世界の電通だ。

インタラクティブ局?で行われている新しい試みは、バナー広告をゲームにしてしまうという発想だ。広告がちょっとしたゲームになっており、閲覧者はそのゲームをやりつつ最終的には広告も閲覧してしまうという発想だ。この発想により、バナー広告のクリック率が数十%まで上昇したようだ。さらに、このバナー広告のひとつが、カンヌの広告祭で表彰を受けたっていうから驚きだ。

しかしながら、このパターンの広告には欠点も存在してしまう。ゲームの中に商品やサービスの内容が含まれていることを考慮しても、生活者は結局、ゲームを楽しもうという目的でバナーをクリックするという問題である。もしかしたら、ゲームにだけ興味を示し、商品やサービスには全く関心を示さない可能性も十分ある。


いずれにせよ、新しい市場であるネット広告が、これからどのように動いていくのか興味深い。

1分間であなたの健康お教えします?

桜咲いたら1年生。

そう。4月はたくさんの○○1年生が誕生する季節だ。

そしてこの時期こぞって行われるのが、健康診断。血液を採ったり、レントゲンを採られたりなど、健康診断には結構な時間が消費される。


そんな健康診断が、面倒くさいと思っている方に、この度ステキなお話があります。

なんとたった1分間で、自分が「長生き」もしくは「早死に」するどちらの傾向にあるのか、即座に判別できる方法があるのだ。この方法、実は約5年もの歳月と高齢者298人のデータを基に編み出された、超大作!  調査を行ったのは、東京女子医科大学東医療センターの大塚邦明教授ら。健康診断に訪れた75歳以上の高齢者298人に、時計を見ないで1分間を計ってもらい、その結果を45秒未満、45秒以上75秒未満(約1分)、75秒以上の3種に分類。そして、その高齢者の方々の経過を実に5年間もの月日を懸けて追ってみたところ、なんと実際の1分間よりも長く計った高齢者の方が死亡している率が高いことが分かったのだ。

このからくり、おそらくこうゆうことだろう。

1分間を自分の感覚では75秒以上だと感じる=実際には自分の感覚よりも時間が進むのは速い=実生活で時間に追い立てられてしまう→最終的に寿命を縮めてしまう!


上記の調査結果が、たとえ仮説にすぎないとしても、現代人は高速化、非同期化する時間の中で、人間がもつ体内時計のリズムの調子を、狂わされていることは事実である。

ある学者によると、時間間隔のない部屋で、男女各1名を生活させてみたところ、体内時計の大幅なずれによって、様々な体調不良が発生したという報告も出されている。


マンハッタンのビジネスマンが仕事の後、地域のボランタリーアソシエーション活動に参加するように、日本のビジネスマンの皆さんも、サービス残業天国の殻を打ち破り、自然や地域のコミュニティに触れ、自然的な時間感覚を持つようにしたいものだ。

ユニフォームはカッコ良く

あなたの好きな高校野球のチームはどこですか?

そう聞かれたら、あなたは何と答えるだろうか?


おそらく、自分の母校ないしは出身県の甲子園出場常連高、及び有名校を挙げるであろう。


しかしながら、甲子園の常連高の中でも、ファンの数には結構な差がある。例えば、PL高校横浜高校は、ブラウン管の前で圧倒的に応援している人が多い。その一方で、たとえそんなに出場回数が多くなくても、結構な人気を維持し続ける高校もある。おそらく、何らかの面で印象に残っているからであろう。


そこで今回は、高校野球を参考にしながら、ファン獲得のための巧妙なマーケティングを考えていきたいと思う。

まず、スポーツ選手なら誰もが着用するユニフォーム。W杯や五輪のたびに、そのデザインやコンセプトが話題になり、ユニフォームのカッコ良さでそのチームや選手のファンになる人も少なくない。

高校野球を例に取ってみよう。

例えば、熊本の熊工こと熊本工業。グレーのユニフォームの胸のところに、大きく行書体で熊工と書いているなんともいえないあのインパクトさが、印象に残る。甲子園の舞台でプレーをする熊工ナインの姿をみるだけで、夏が着たんだなって思ってしまう。

それに比べ、同じ九州でも常連の九州学院や延岡学園、長崎日大といったチームのユニフォームは、いまいちぱっとしない。だから印象にも残んないし、上に勝ち進んでいっても、あまり記憶には残らないから残念なのだ。


このように考えると、スポーツを始めるときにまずは格好からってよくゆーが、やはりそれなりに格好は重要であることが分かる。

ベッカムにせよ、新庄にせよ、上村愛子にせよ、インテルにせよ、カーリング娘にせよ、身に着けているもののカッコ良さが、自分のモチベーションさらにはチームやそのスポーツそのもののモチベーションを高揚させていることは否定しがたい事実である。

私は、高校球児のユニフォームをカッコ良くすることで、低迷しつつある野球人気を再燃させ、さらには甲子園出場高を軸とした、地域の活性化やアイデンティティの向上に繋がると考えている。


今年はヤクルト優勝かもね。